概要

いよぎんキャピタル株式会社は、1985年に伊予銀行のグループ会社として設立され、2003年からファンドを活用しての出資業務をスタートしています。四国の地方銀行系のベンチャーキャピタル(以下:VC)としては最も古く、13都府県に及ぶ営業エリアを中心に広域連携の支援を実施。伊予銀行とも連携しながら創業者の支援を行っています。

代表者インタビュー

いよぎんキャピタル株式会社
投資部長

徳永 邦彦Kunihiko Tokunaga

四国で最古の地方銀行系ベンチャーキャピタル 地元愛媛でスタートアップを支援する

いよぎんキャピタル株式会社が行う支援について教えてください

主には出資による支援です。いろいろなスタートアップがあると思いますが、弊社がご支援させていただくのは、いわゆる急成長を目指すスタートアップに対してです。また、急成長の目安としては、10年をめどにIPO(新規株式上場)やM&Aなどを目指すイメージですね。出資後は、どのような株主を募っていけばいいのか、会社が成長するにしたがって次に出資をしてくれる他地域のVCと繋ぐなど、資本政策を含む資金調達面のお手伝いもさせていただいています。

どのような強みや特徴があるのでしょうか?

全国のVCと広く繋がっていることが特徴です。愛媛のスタートアップが県外に進出する際、首都圏を中心に現地のVCにお繋ぎすることもできます。もちろん、伊予銀行と連携していることも強みです。メインは出資ですが、融資相談の際は伊予銀行にお繋ぎするケースもありますし、出資後は営業面の支援として伊予銀行の取引先であるお客様にご紹介することもあります。さらに、伊予銀行の地域創生部に集約されている県内創業者の情報を元に、早い段階で創業者の方に出会えることも弊社にとっては強みとなっています。

どのような想いで支援をされていますか?

弊社の出資を通じて地域経済の活性化に繋げていきたいと思っています。そのため、地元の創業者の方には積極的にご支援させていただいています。

現在、我々の出資先は東京の会社の比率も高くなっていて、もっと愛媛の会社を支援していきたいと思っています。ただ、支援しているのが県外の会社だったとしても、愛媛の地場産業と強い結びつきがあることや、愛媛に拠点を出してくれる、創業者が愛媛県出身など、将来、直接的・間接的に地域経済の活性化に繋がるという仮説を描ける会社に出資することを心がけています。

今後の展望を教えてください。

今後は、いよぎんキャピタル主催のセミナーやピッチイベントも開催していきたいと考えています。地方で創業するといえば、フリーランスや中小企業を作るという選択肢が中心になりがちです。それは、地域に急成長を目指すスタートアップが少なく馴染みがないため、そういう選択肢を取り得ないということが影響しているのではないかと考えています。しかし、そういった環境に対して、新しい市場を開拓しビジネスを展開するスタートアップという選択肢もあるということを、セミナーなどを通して我々が示さなければなりません。5年、10年先を見据えて、愛媛から世界で戦えるスタートアップが生まれてくるような土壌を育てたいです。

支援を受けたい方は、どのようにコンタクトを取れば良いのでしょうか?

HPにメールアドレスや電話番号を掲載していますので、そちらにご連絡いただければと思います。もちろん、お取引のある伊予銀行の支店を通じてご相談いただくのでも構いません。お気軽にご連絡いただければと思います。