概要

学チャレ合同会社(以下:学チャレ)は、愛媛大学の産学連携の取り組みの一環として設立された、学生や若者の実践的なビジネス経験を支援する法人です。愛媛大学の学生に限らず、高校生や、愛媛大学のリカレント教育講座(社会人向けプログラム)を受講している社会人も支援対象となります。学チャレでは、実際のビジネス環境やスタートアップの世界に触れる機会を重視しており、ビジネス業界や投資家とのネットワーキングイベント、メンタリングセッション、ピッチコンテストなどを通じて、学生たちのアイデアを磨き、現実のビジネスシーンで通用するプランへと育てています。

代表者インタビュー

学チャレ合同会社
代表社員CEO

牧野 真雄Masao Makino

ノーリスクで事業化できる! 愛媛大学発の実践型ビジネス支援

学チャレ合同会社設立の目的を教えてください

学生が企業や地域プロジェクトに関わる際、「アルバイトなのか、ボランティアなのか、インターンシップなのか」が曖昧であることが少なくありません。学チャレでは、この曖昧さを解消し、法人として正式に契約を結ぶことで、学生が責任を持って、かつ安心して取り組める仕組みを整えています。また、起業を目指す学生にとって、いきなり会社を立ち上げるのはハードルが高いものです。学チャレは、そうした学生たちの“法人格の受け皿”として機能し、ビジネスのスタート地点を支える役割を果たすために設立されました。「挑戦したい学生」の周りに自然と「一緒にやってみたい」「サポートしたい」という仲間が集まりやすい環境も整えており、共に挑戦し、実践的な経験を積む場としても活用されています。集まった学生も含め、起業経験を積むことができます。

学チャレ合同会社の支援内容について教えてください

学チャレでは、学生が安心して実践的なビジネス経験を積めるよう、多様な支援を行っています。ビジネスアイデアの壁打ちや、ニーズ検証のためのリサーチ支援、契約書作成などの専門家によるサポートに加え、企業や行政の課題解決業務(BPO)への参画機会も提供しています。また、ピッチコンテストへの出場支援や、実際に立ち上げた事業のM&Aを支援した実績もあります。これらの支援をすべて無料で受けられ、加えて、学チャレの枠組み内で事業を行うため、学生にとってノーリスクで挑戦できる点が最大の特長です。

これまで印象的だった支援事例は?

今治市の高校生が、海岸沿いの防風林として植えられた松の木から落ちる葉の回収作業が地域課題となっていることに着目し、松葉をペレットストーブの燃料として再利用するプロジェクトを立ち上げました。クラウドファンディングによる資金調達や商品開発を経て、現在は松葉を使った消臭剤の開発にまで発展。学チャレはこの挑戦に対して、壁打ちや専門家とのマッチングなどを通じて継続的に支援を行いました。高校生だった彼は、現在東京の大学に進学し、新たな事業にも取り組んでいます。

進んで支援したい人物像はありますか?

学チャレが特に支援したいのは、「地域や社会の役に立ちたい」「仲間と一緒に何かを成し遂げたい」といった利他的な想いを持つ人たちです。具体的には、「大きな事業に挑戦する前段階の人」「ビジネスに関心はあるが、何から始めればよいかわからない人」「仲間と共に学び、動いてみたい人」「地域課題に関心があり、何かしたいと感じている人」このように、“最初の一歩”を踏み出そうとしている人に対し、必要なスキル・視点・人とのつながりを提供しながら伴走していきたいですね。何がしたいかが固まっていない場合もOKです。「何かしたい」その思いを大切に支援活動をしていきたいと思っています。

問い合わせ方法

コンタクトを取りたい方は、学チャレ公式HPに記載されているメールアドレス宛にご連絡ください。