
株式会社Daiki Axis Venture Partners
マネジャー
井上 博光Hiromitsu Inoue
支援する側・される側の垣根を越えて、共に成長する

CVC設立の目的を教えてください。
親会社であるダイキアクシスは、水処理機器のメーカー、住設関係の卸商社、再生可能エネルギー事業、家庭用ウォーターサーバーの4つの事業を展開し、環境問題や住環境の改善に貢献しています。しかし昨今では、気候変動などの影響で環境課題が多様化し、自社だけでは解決が難しい場面も増えてきました。そこで、スタートアップの新しい技術やサービスとダイキアクシスのリソースを掛け合わせ、より大きな社会課題の解決を目指すことを目的として弊社は設立されました。多様な力を掛け合わせることで、環境・社会課題の解決に向けて取り組んでいくことが出来れば、とても素晴らしいことだと考えています。
株式会社Daiki Axis Venture Partnersが行う支援について教えてください。
創業期の資金支援に加え、私たちの持つ技術やリソースの提供、事業計画作成のサポート等も行っています。また、ダイキアクシスのネットワークを活かし、企業同士のつながりを生む橋渡し役としての支援も実施しています。CVCですので、一方的な支援ではなくお互いのリソースを活用しながら一緒に成長できる事業連携を大切にしています。投資による収益最大化ではなく、グループの技術やサービスを活かした事業拡大や新規事業の創出を目指して支援を行っています。

どのようなことを重視して支援していますか?
先述の通り、収益最大化よりも、お互いのリソースを活用した新しい事業創出を重視しています。また、地域活性化に取り組む若手起業家や地元愛媛をはじめ瀬戸内エリアを盛り上げる起業家、地域に根ざした起業家の成長をサポートし、より良い社会の実現に貢献したいという想いがあります。また、支援を行う上では、困っていることは何かを率直に言っていただけると、私たちもアイデアや提案を出しやすいです。支援は中長期的なものが多いので、相互理解を深められる関係性を築いていけることも重視しています。

どのような時に喜びを感じますか?
私たちの支援の目的は、投資先との事業連携でシナジーを生み出し、新しい事業を創出することにあります。プロジェクトを進める中で、出資先の皆さんとダイキアクシスの事業部メンバーとが協力し合い、課題解決に取り組むことで、共に成長し士気が上がっていく様子が見られることがあります。この姿を見られることが何よりのモチベーションです。支援する側・される側という立場を越えて、相互に成長できる関係でありたいと感じています。


今後の展望を教えてください。
今後の展望としては、第1号ファンドの出資先の皆さんとの連携やサポートをさらに積極的に進めていくことが当面の目標です。さらに、スタートアップ支援のイベントには引き続き参加し、事業連携の機会を模索していきます。ダイキアクシスとしても周囲を巻き込みながら、愛媛のスタートアップエコシステムの構築に貢献していきたいと考えています。積極的にいろいろな方たちと関わりを持ち、情報収集や新たな事業連携を追求し、次のステップを切り開いていきたいです。
支援を受けたい方は、どのようにコンタクトを取れば良いのでしょうか?
HPのお問い合わせフォームからご連絡ください。お気軽にご連絡いただければと思います。