愛媛イノベーションベース(EIB)
代表理事
岡本 哲郎Tetsuro Okamoto
コミュニティの中では全員が常に対等、戦友を手に入れ、成長と飛躍を目指す場
愛媛イノベーションベース(以下:EIB)が発足したきっかけを教えてください。
世界起業家機構(EO)という若手起業家の世界的組織があるのですが、この能力開発プログラムがとても秀逸なんです。私もメンバーではあるのですが、この組織に所属するにはある程度の企業としての規模感が必要です。「このプログラムをもっと身近に地域で学べる機会があるといいよね」と、徳島の株式会社メディアドゥの藤田さんがTIBを立ち上げました。これがきっかけで、現在は全国各地でどんどんとIBシリーズとして立ち上がっている経緯があります。愛媛で立ち上がったIBシリーズがEIBです。
EIBの特徴とは?
まず、一番の特徴は心理的安全性を担保しながら経営者が学ぶ環境を整えていることです。そのためにEIBでは、いくつかのルールが存在しています。その中で特徴的なのが、「助言不可」の原則です。というのも、メンバーが経営する会社の規模感はさまざまです。どんな規模でもメンバーは対等です。それぞれが自己責任で経営をしている中で、積極的な助言は必要ないと考えられています。それぞれが経営における経験をシェアし、その話を聞いたメンバーが自分にも取り入れられそうだったら、自己責任で取り入れてみるというスタンスです。また、個人的なことを話す機会も多いため、強い守秘義務が求められます。
どのような活動をされていますか?
月に一度、経営者の講演会を講師に迎え実施している「月例会」、月に一度、数名のメンバーが集い、近況をシェアしあう「IBF」、先輩経営者からマンツーマンで学ぶ「メンタリング」などを実施しています。どの活動も学びと成長の機会になると感じていますが、特にEIBならではだなと私が感じているのが、「IBF」です。
IBFについて詳しくお聞きできますか?
8〜10名のメンバーが月に一度集まり、家族・仕事・個人の視点でそれぞれのいい面・悪い面をお互いに共有します。「経営者は孤独な存在」といわれていますが、経営者は本質的に悩みを周囲に打ち明けることができません。IBFは、経営者を孤独にさせない、安心して相談でき気持ちを吐露する場としての役割も果たしています。もちろん、互いの経営の経験が学びの場にもなっています。さらに私たちはよくEIBに入会することで、「戦友を手に入れられる」という表現をしていますが、戦う土俵は違っていても、本当に信頼できて、安心して自分のことを話せる。そして、互いに成長しあえる仲間と出会える場がEIBだと思っています。
今後の展望を教えてください。
「人生、変わった!」というメンバーがどんどん増えていくといいなと思っています。そういったメンバーが増えれば増えるほど、加速度的にコミュニティも成長していくと考えています。私自身がEOに入会した7年前から比べても、明らかに人生が変わったと実感しています。そういったメンバー(経営者)が増えて、地域が元気になっていく姿が見たいですね。
入会したい方は、どのようにコンタクトを取れば良いのでしょうか?
ホームページからご連絡ください。体験も随時、受け付けていますので気軽に遊びにきてください。