概要

えひめ学生起業塾は、起業や地域課題の解決に関心がある愛媛県に在籍する学生を対象にした、愛媛大学発の準正課教育プログラムです。 

2020年に、学生の要望に応えて正式に立ち上がり、約累計100名以上が加入、4件の起業家が起業塾から誕生しています。現在は他大学生、学部生のみならず修士生や社会人リカレント生も増えてきており、年齢を超えてさまざまな角度から学びの体系化が進んでいます。

このプログラムでは、学チャレプログラム(出店・事業化チャレンジ)、ビジネスプランコンテストへの参加や、地元企業・行政と連携したプロジェクトを通じて、学生だけでなく、社会人リカレント生も参加し、社会でイノベーションを起こすために必要なスキルセットほかを段階的に身につけていきます。

また、2024年には起業塾生が運営するオンラインコミュニティ「起業塾カフェ in せとうち」を開設し、挑戦する仲間同士が気軽に世代超えて相談・情報交換できる環境も整備。このオンラインコミュニティでは、世代超えて・多視点で学び合う文化が醸成されています!

代表者インタビュー

えひめ学生起業塾
えひめ学生起業塾生 学生代表

小山 拓斗Koyama Takuto

自己紹介

こんにちは!

えひめ学生起業塾・学生代表の小山拓斗です。広島県呉市出身で、愛媛大学への入学と同時に、この起業塾に飛び込みました。

実は、最初から「起業したい」と思って起業塾に入塾したわけではありません。

私の原点にあったのは、ずっと抱き続けていた「日本を変えたい」という強い思いでした。

今の日本では、長く続く経済の低迷や、地方で進む過疎化・産業の衰退によって、多くの人が生活の中で大きな不安を抱えながら生きています。

愛媛も、もちろん例外ではありません。

周囲の大人たち、そして同世代の若者までもが「希望」より「諦め」を選び始めている現実に、

私は強い危機感を覚えました。

「このままじゃ、いけない。」

そんな想いを抱えていた私が出会ったのが、えひめ学生起業塾でした。

この塾では、ただアイデアを出すだけで終わりません。

実際に地域企業や行政と連携し、“世界を動かす挑戦”ができます。

そして何より、ここには「だったら、こうしてみたら?」と背中を押してくれる、前向きな空気が流れています。

私は今、心から思っています。

自分の夢や希望を持って、将来を生きられる人を一人でも多く増やしたい。

そのための手段のひとつが、「起業」という選択肢なのです。

これからの時代は、“行動する人”が社会を変えていく時代です。

“理想”を現実にできる場所がある

私は入塾後すぐに、大学の研究成果を社会に活かす「研究シーズの事業化チーム」に参加しました。このテーマは、ただ研究するだけでは終わらせず、それを社会の中で“使えるもの”にすることで、人々の暮らしを本質的に良くしていこうというものです。私はこの取り組みを、在学中に必ず成功させるつもりで取り組んでいます。

えひめ学生起業塾には、そうした志の高い仲間がたくさんいます。「愛媛を観光先進モデルにしたい」「日本の農業を再び盛り上げたい」──そんな“でっかい夢”を語り、本気で行動している人たちが集まっています。ですが、彼らは決して特別なエリートではなく、話せばごく普通の学生です。
大切なのは、“理想を持つこと”を諦めないことです。
理想を現実に変えていくのは、私たち一人ひとりの“意志”と“行動”です。
あなたも、心の奥にある「こうだったらいいのに」という想いを、今この場所からカタチにしていきませんか?
理想を語り、仲間とつながり、そして“やりたいこと”を本気で実現していく場所。
その第一歩を踏み出す場所、えひめ学生起業塾です。

“挑戦するプロフェッショナル”として自覚を持つ

これからの社会は、AIの急激な進化、急速な技術革新、そしてグローバルな不確実性が高まる、まさに「正解のない時代」。

そんな中で求められるのは、“与えられた答え”をこなす力ではありません。

自ら問いを立て、行動し、たくさんの実験をしながら、自分なりの答えを創り出す力です。

えひめ学生起業塾は、そんな力を本気で育てられる場所です。

ここには、ただ理想を語るのではなく、それを「行動」に変える仲間がいます。

そして何より、「失敗=価値ある学び」という文化が根づいています。

成功は、完璧を目指すことではなく、数多くの実験=挑戦を重ねることから生まれます。
ここは、そうした“挑戦するプロフェッショナル”になるための、最高の実験場です。

昨日よりも1%だけ成長する。その繰り返しが、未来を創っていきます。

学チャレ合同会社での取り組み

えひめ学生起業塾・学生代表である私は、学生が運営する地域密着型の会社「*学チャレ合同会社」で統括部長を務めています。

えひめ学生起業塾と*学チャレ合同会社は組織として違います。

起業塾 = 挑戦を育てる場所
学チャレ合同会社 = 挑戦を社会に届ける場所

この両方があることで、学生の挑戦はアイデアで終わらず、社会に届く“本物”にすることができます。

その学チャレ合同会社の核事業である学生BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)では、地元中小企業や教育機関から業務を受託し、学生チームが様々な業務(例:広報・SNS運用・Web制作・調査分析)などを実施します。単なるアルバイトではなく、学生が“プロ”として地域課題に向き合う実践の場となり、社会に新たな価値を提供するになっています。

行動する学生が、“社会に価値を生む人”として育つ土台をつくること。そして、仲間になってくれたみなさんには学生BPOを通じて、問いを立て、自ら動き、失敗を価値に変えながら道を切り拓く力を身につけてほしいと思います。

学チャレ合同会社には、挑戦を「社会に届ける仕組み」があります。

誰かの一歩が、次の誰かの挑戦につながる。

そんな社会を、ここ愛媛から私と仲間達でつくっていきます。

今ここから、一緒に「社会を動かすプロフェッショナル」として、歩みを始めませんか?

*注釈
学チャレ合同会社は、愛媛大学および一般社団法人えひめベンチャー支援機構との共同事業契約に基づいて設立された、大学発・研究成果活用型ベンチャーです。地元の経営者と大学教員が代表社員を務め、教育・研究・実践をつなぐ場として運営されています。
この三者連携により、学生が安心して挑戦できる高い信頼性と制度的な裏付けが確保されています。地域と大学が一体となって、挑戦する学生を制度的・人的に支えることで、実践的な学びと社会実装の両立を可能にしています。
また、学チャレ合同会社では、大学教員自身が研究成果を社会に実装する場としても機能しており、研究と現場が密接に結びついたリアルな実践のフィールドとなっています。学生と教員がともに挑戦することで、地域に根ざしたイノベーションの創出を目指しています。

起業塾カフェ及びえひめ学生起業塾のコンタクトの取り方

起業塾カフェinせとうちに参加して、えひめ学生起業塾の活動の様子をキャッチしてから入塾していただくのがおすすめです。

もちろんすぐに入塾していただいても構いません。

 

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