概要

えひめ産業振興財団は、昭和61年に「財団法人愛媛テクノポリス財団」として設立されました。その後、いくつかの財団法人と統合し平成13年に「財団法人えひめ産業振興財団」に名称を変更。平成24年に公益財団法人に移行しました。愛媛県内での新事業創業支援や、中小企業の課題解決に向けた伴走支援を主な業務として行っています。

代表者インタビュー

公益財団法人えひめ産業振興財団
経営支援課 兼 創業支援課 副課長

堀田 昌宏Masahiro Hotta

親身に寄り添う伴走型で 県内の創業者や中小企業の支援を実施!

公益財団法人えひめ産業振興財団について教えてください。

公益財団法人えひめ産業振興財団の愛称は、「サンサポえひめ」です。「産業」の「サン」と、支援(サポート)の「サポ」から命名されました。そして、キャッチフレーズは、「前向き企業の応援団」!!県内の中小企業や創業者に対して支援を行っています。具体的には、中小企業のDX支援や、経営強化や安定の支援、新規事業・新事業展開の創出などをメインに、公益性の高い事業を実施しています。さらに、公的支援機関のため相談に対しての費用はかかりません。

創業支援ではどのような支援をされていますか?

創業に関しての窓口となるのが、ビジネス・サポート・オフィス(BSO)です。創業前、創業間もない方など、各成長ステージにあわせた個人相談によるアドバイスやセミナーを実施しています。物資的支援では、コワーキングスペース「くめくぼたスクエアプラス」の運営をしており、作業や打ち合わせオンラインミーティングなどの実務はもちろん、情報交換・交流の場としても活用いただいています。創業を目指す方や新事業展開に取り組む中小企業に向けた「インキュベートルーム等」の提供なども実施。また、「愛媛グローカルビジネス創出支援事業補助金」といった資金支援も行っています。さらに、女性に特化した「女性創業サロン」を月に一度開催していますが、こちらは非常に好評です。

女性創業サロンについて教えてください。

実は今年度、このサロンをしようとした際、「ジェンダーレスが叫ばれる昨今に女性に特化したサポートを立ち上げるべきか」という意見もありました。ただ、女性で起業したい方が多いことや例年好評をいただいていることもあり、実施が決定しました。女性創業サロンでは、毎週月曜日に個別相談会が実施されています。相談員は全員が女性です。さらに、月に1度「Study Cafe」として、起業を目指す方や起業間もない方を対象に気軽に学んでいただける「ミニ勉強会」も開催。参加者同士でネットワークを広げていくことにも繋がります。毎回、多くの女性に参加していただいてるんですよ。

どんな気持ちで支援をしていますか?

やはり、ご本人のやりたいことを形にするお手伝いがしたいと考えて支援に携わっています。創業支援、経営支援を通じて、お一人おひとりが生き生きと過ごせる社会の実現を願っています。一度きりの人生を懸けて挑戦する皆さんが、事業について悩んだ時に相談できる場でありたいです。今後、ますます起業する人が増えてくるはずです。若い方だけではなく、一度定年をした後に起業をするシニア世代の方も増えてくると予想しています。創業はあらゆる世代で可能なことですし、最近では親子で創業される方が増えてきている印象もあります。愛媛県で起業創業する方が増え、県内の経済活動が活発になることを目的に取り組んでいます。

コンタクトを取るにはどのようにしたら良いでしょうか?

えひめ産業振興財団に直接お越しいただくか、HP内の創業支援課へのお問い合わせフォームをご利用ください。