【第3話】私たちが考える愛媛の未来
~愛媛に住む全ての人がつながる共創社会を目指して~
仙台での濃密な3日間を終え、私たちは松山に帰ってきました。
景色は何も変わっていません。
「ここには、まだ私たちが手を付けられていない『可能性』が埋まっているだけだ」
仙台のたくさんの先進施設や、世界を見据える学生たちの姿に大きな学びを得ました。
「じゃあ、松山で私たちはどう貢献するか?」
施設がないなら、知恵を使えばいい。
お手本がないなら、私たちがなればいい。
仙台から見た、私たち学生がみる松山・愛媛だからこその「独自発展モデル」をお伝えできればと思います。
愛媛の武器は「狭さ」と「ローカル」に
冷静に分析すると、愛媛には仙台とは違う「武器」があることに気づきました。
学生視察メンバーの社会共創学部の学生が指摘していたのは、松山の「コンパクトシティ」としての強みです。
仙台のような大都市ではないからこそ、行政、企業、大学の距離が物理的にも心理的にも近い。
「何かやりたい!」と声を上げれば、キーマンにすぐ繋がれる「顔の見える関係性」は、スピード感を生む強力な武器になります。
また、工学部の学生が注目したのは、仙台のDATERISE!で見た「amu株式会社」の事例です。
彼らは「廃漁具の回収・リサイクル」という、一見地味なローカル課題を、世界に通じるビジネスに変えていました。
愛媛には、みかん、真珠、林業、造船など、世界に誇れる一次産業やものづくりの基盤があります。
足元の「ローカルな課題」こそが、実は「グローバルなビジネス」の種になる。
そう考えれば、課題先進県である愛媛は、実は「宝の山」なのかもしれません。
私たちが所属する大学から愛媛の「ハブ」になる
今回の視察を通じて、私たち「えひめ学生起業塾」が果たすべき役割が明確になりました。
それは、単に起業を目指して勉強することではありません。
行政、企業、大学、そして地域住民。
愛媛には素晴らしいプレイヤーがたくさんいますが、まだそれぞれが「点」で動いているように感じます。
大人の事情や組織の壁を超えて、この「点」を繋ぎ合わせ、「面」にする役割が必要です。
その「接着剤(ハブ)」になれるのは、しがらみがなく、純粋な熱量で動ける私たち学生しかいません。
「学生だから教えてもらう」という受け身の姿勢は捨てます。
私たちが触媒となり、
「企業の技術」と「学生のアイデア」を混ぜ合わせる。
「行政の課題」に「若者の行動力」で挑む。
そんな化学反応を、この愛媛で次々と起こしていく。
それが、私たちが見つけた松山・愛媛の「成長戦略」であり、この地で活動する意義です。
環境は「与えられるもの」ではなく「私たちが創るもの」
今回の視察で得た最大の教訓。
それは、「環境は誰かが用意してくれるのを待つものではなく、自分たちの熱量で作り上げていくものだ」ということです。
仙台のあの熱気も、最初からあったわけではないはずです。
誰か一人の「やりたい」という狂気にも似た情熱が、周りを巻き込み、形になっていったのだと思います。
もし、愛媛に挑戦する土壌がないなら、私たちがその土壌になり、ファーストペンギンになれるように努めます。
私たちが、松山・愛媛を日本一熱い場所に変えてみせたいと思います。
愛媛の未来を本気で変えたいすべての皆様。
私たち、えひめ学生起業塾と一緒に、ここから新しい景色を作りに行きませんか。